成人期のお悩み
成人期のお悩み

思春期を経て心身ともに成熟した女性の「成人期」は、社会的にも生活的にも多忙で、人生のさまざまな転機を迎える時期です。
就職や結婚、妊娠・出産、育児など、環境の変化が大きい一方で、女性ホルモンのバランスや生活リズムが乱れやすく、体調や心の不調を感じる方も少なくありません。
当院では、月経・妊娠・避妊・不妊・更年期の始まりなど、幅広い世代の女性特有の悩みに対して、医学的根拠に基づいた診療を行っています。
「忙しくて自分の体を後回しにしてしまう」「なんとなく不調が続く」ーーそんな時こそ、早めの受診が大切です。
成人期(おおよそ20〜40代)は、女性ホルモンが最も活発に分泌される時期です。女性ホルモンの働きによって、妊娠・出産が可能となる一方で、月経やホルモン変動に伴う不調も起こりやすくなります。
この時期に多くみられるお悩みとしては下記のようなものがあります。
女性の心と体はホルモンの影響を大きく受けるため、生活環境やストレス、睡眠不足などが体調に表れやすいのも成人期の特徴です。
「生理のたびに痛みで仕事や学校を休んでしまう」「周期が不安的でいつ来るかわからない」などのお悩みはありませんか?
強い月経痛や不正出血は、子宮内膜症や子宮筋腫などの病気が隠れていることもあります。低用量ピルなどのホルモン治療により、月経周期を整えたり痛みを軽減したりすることが可能です。
放置せず、気になる症状は早めにご相談ください。
月経前のイライラ・憂鬱・頭痛・むくみ・集中力低下などの症状は、ホルモン変動による「PMS」の可能性があります。特に気分の落ち込みが強い場合は、PMDD(月経前不快気分障害)と呼ばれる状態のこともあります。
治療には、ホルモン治療・漢方薬・サプリメント・生活習慣の見直しなど、症状に合わせた方法を組み合わせます。「性格の問題」と思わず、医師に相談することで生活の質を大きく改善できるケースも多いです。
ライフスタイルや将来の妊娠計画に合わせて、自分に合った避妊法を選ぶことが大切です。ピル(経口避妊薬)は、正しく服用すれば99%以上の避妊効果があり、月経痛や肌荒れの改善効果もあります。そのほか、子宮内避妊具(IUD・ミレーナ)や緊急避妊(アフターピル)など、目的に応じた避妊方法もご提案しています。
避妊の目的は「妊娠を防ぐ」だけでなく、自分の体を守り、安心して生活するための大切な選択です。
成人期は妊娠・出産を経験する方が多い時期でもあります。当院では、妊娠初期から出産・産後にかけてのトータルケアを行い、安心して出産・育児を迎えられるようサポートしています。
また、出産後のホルモン変動や睡眠不足、育児ストレスにより、産後うつを発症する方も少なくありません。身体の回復だけでなく、心のケアにも力を入れています。
「なかなか妊娠しない」「生理周期が乱れている」「排卵があるか不安」といったお悩みも、成人期によくみられます。不妊の原因は、排卵障害・卵管の異常・子宮の病気・男性側の因子などさまざまです。
当院では、ホルモン検査や超音波検査を元に原因を調べ、タイミング法・排卵誘発・人工授精など、段階的にサポートを行います。「まだ早いかな」と思っても、気になる場合は早めに相談していただくことが大切です。
成人期に多くみられる婦人科疾患には、以下のようなものがあります。
子宮筋腫
子宮にできる良性の腫瘍。生理痛や過多月経の原因になることもあります。
子宮内膜症
子宮以外の場所に子宮内膜ができる病気。痛みや不妊の原因になることがあります。
子宮頸部異形成・子宮頸がん
20代後半〜30代で増加。定期的な子宮頸がん検診が重要です。
卵巣のう腫
卵巣にできる袋状の腫瘍。多くは良性ですが、大きくなると手術が必要な場合もあります。
これらの疾患は、早期発見・早期治療がとても大切です。年に1回の婦人科検診を受けることで、将来の健康を守ることができます。
成人期の女性は、仕事・家庭・人間関係などのストレスに加えて、ホルモン変動の影響も受けやすい時期です。自律神経の乱れによる倦怠感、イライラ、睡眠障害、肌荒れなどが続く場合は、ホルモンバランスの崩れが関係していることもあります。
生活習慣の改善や漢方療法、ホルモン療法などで体のリズムを整えながら、心と体のバランスを取り戻していきます。
成人期は、女性にとって最も活発に活動し、人生の大切な選択を重ねる時期です。一方で、ホルモン変化・環境変化・ストレスの影響を受けやすく、月経、妊娠、出産、不妊、メンタル不調など、さまざまなお悩みが現れやすい時期でもあります。
当院では、女性のライフステージに寄り添いながら、身体の変化だけでなく心のケアも大切にしています。どんな小さなことでも構いません。「これって普通なのかな?」と感じたときは、ぜひお気軽にご相談ください。
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