思春期のお悩み
思春期のお悩み

思春期は、子どもから大人の女性へと成長していく大切な時期です。心も身体も大きく変化する時期であり、月経が始まったり、体型や感情が変わったりと、さまざまな“初めての変化”を経験します。
しかし、その変化に戸惑いや不安を感じることも少なくありません。
「生理がまだ来ない」「周期が不安定」「おりものが気になる」「ニキビが増えた」「気分の浮き沈みがある」など、思春期特有のお悩みは多岐にわたります。
当院では、思春期の女の子が安心して相談できる環境を整え、身体の成長と心のケアの両面からサポートしていきます。
思春期とは、一般的に10歳前後から18歳ごろまでの時期を指します。
脳のホルモンの分泌が活発になり、女性ホルモン(エストロゲン・プロゲステロン)の働きによって、体つきや内臓機能が大人の女性へと変化していきます。
この時期に起こる主な変化には以下のようなものがあります。
このような変化は、個人差が非常に大きく、早く始まる人もいれば遅い人もいます。「周りの子と違う」と焦る必要はなく、それぞれの身体がその人らしいペースで成長しています。
思春期の数年間は、ホルモンの分泌がまだ安定していないため、月経周期や出血量にばらつきがあるのは自然なことです。ただし、痛みが強すぎる、貧血が続く、長期間生理がこない場合には、ホルモンバランスの乱れや子宮・卵巣の発達異常が隠れていることもあります。
医師の診察を受けることで、必要な治療や生活アドバイスを受けられます。
15歳を過ぎても月経が始まらない場合や、初経後に3ヶ月以上生理が止まっている場合は「無月経」と呼ばれます。ホルモン分泌の未成熟、過度なダイエット、ストレス、運動のしすぎなどが原因のこともあります。
無月経が続くと、骨密度の低下や将来の不妊につながる可能性もあるため、早めの受診が大切です。
「おなかが痛くて動けない」「生理前になるとイライラしたり落ち込む」など、身体的・精神的な症状が強い場合は、月経に関わるホルモンの影響が考えられます。
鎮痛薬や低用量ピルなどを用いて、痛みやホルモン変動をコントロールする治療も可能です。
思春期にはホルモンの影響でおりものの分泌が増えます。色や量、においに変化があっても正常な場合が多いですが、かゆみや強いにおい、黄色や緑色のおりものがある場合は、感染や炎症のサインのこともあります。
羞恥心から相談しづらいことも多いですが、気になる場合は早めにご相談ください。
思春期のにきびは、ホルモンの影響で皮脂分泌が増えることが原因です。
生活習慣の改善や外用薬に加えて、ホルモンバランスを整える治療を行うことで改善が期待できます。
ホルモンの変化は心にも影響を及ぼします。「なんとなく気分が落ち込む」「学校に行きたくない」「自分に自信が持てない」など、感情の揺れやストレスを感じるのは自然なことです。
必要に応じてカウンセリングや心療内科との連携も行いながら、心と体の両面からサポートします。
問診
月経の状態、体調、生活リズムなどを伺います。
プライバシーを守りながら、ゆっくりお話を聞かせていただきます。
診察・検査
必要に応じてホルモン検査、超音波検査、身体測定などを行います。
初診では、内診を行わないことも多く、無理に検査をすることはありません。
説明・治療方針
検査結果をもとに、生活習慣の見直しや薬物療法、ホルモン調整などを提案します。
保護者の方への説明も丁寧に行い、ご本人が安心して治療に取り組めるようサポートします。
必要に応じて内分泌科や皮膚科、メンタルヘルスクリニックとも連携し、全身的なサポートを行います。
思春期は「親に話しづらいこと」が増える時期でもあります。
医療機関では、本人のプライバシーを尊重しながら診察を行いますが、保護者の理解と支えもとても大切です。
お子さまが相談しやすい環境を整え、「一緒に受診してみようか」と声をかけていただくことが、安心への第一歩になります。また、医師が必要と判断した場合は、保護者の方にも治療方針を丁寧に説明いたします。
思春期は、身体が急速に変化し、心も大きく揺れ動く時期です。多くの女の子が月経やホルモンの変化に戸惑い、不安を抱えています。しかし、それは決して特別なことではなく、誰もが通る「成長のプロセス」です。
当院では、思春期の皆様が安心して自分の身体と向き合えるように、医師・スタッフ一同が寄り添いながらサポートいたします。
「生理のことが心配」「相談してもいいのかわからない」――そんな小さなきっかけでも構いません。ひとりで悩まず、どうぞお気軽にご相談ください。
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